6点(10点満点)
良いところ
マゾゲー1歩手前の丁度いい難易度
即死のトゲが適度に配置され、ザコ敵の攻撃力もバカにならず。
死んで覚えるゲームには分類される…が、
似たような種類のダークソウルや理不尽なファミコン2Dゲームに比べれば
1回死ねば大体分かる上に次回以降応用が効く。
強力なアイテムや装備で工夫してなんとかなる。
ので、「最初どうなるかと思ったけど俺うまくなったわー」という快感を得やすいチョイムズ難易度である。
ハードルをこの高さで調整してるゲームは中々無い。
という意味で希少なゲームだ。
断捨離されたゲーム性
ゲーム全体的に余計なモノを削ぎ落しているので、アイテムは20個もないし、
武器は弓と葉っぱ(剣と考えていい、リーフブレード的な)だけなのだが、
その限られた中で取捨選択して戦うのが面白い。
体力回復手段も消費アイテムの他に、倒した敵が金の代わりにライフを落とすアクセサリー等があり、道中の死亡率をかなり下げる。
攻撃力2倍になる代わりにダメージを食らう消費アイテムがあり、これをボス戦で使うと相手の体力ゲージがみるみる減っていく。
アクセサリとして攻撃UP、定期的にダメージみたいなピーキーなのもあるので、
ボスに負けるたびに策略を練る楽しさがあった。
気になるところ
断片的過ぎるストーリー
かろうじて読み取れたのは
主人公が自分の村呪われてその原因の魔女を封印しに行くお話。
……合ってるよな?
しかし出てくる奴出てくる奴一方的に何か喋ってケンカふっかけて死んでいく。
挙句魔女側とも反魔女側とも戦うので


意味不明。
ダークソウルにも同じことは言えたがあれは

この印籠がゲーム起動するたびに目に入るので、
ハナからストーリーなんぞおまけであることは皆承知の上でアクションや探索を楽しんでいる。
に対してこのMOMODORA
ダークファンタジーとプレイヤーを引き込むストーリーとが魅力のアクションゲームです。
ってはっきり書いている。雰囲気は良かったけど。
もう一周じっくりやればわかるのだろうか?
ファストトラベルやりづらい
まず解放が中盤~後半。
しかも飛べるところが限定。
そして

どこに飛ぶか分からないor分かりづらい。
MAPで示してくれればいいのに。
価格対ボリューム
switch版は1690円だが、
ノーマルは約5時間でトゥルーエンドクリア。
一周5時間という短さはテンポの良さという長点とも裏返しだが、
1000円だったら嬉しかったなー、と。
この世界観とアクションにドハマリして難易度上げて2周3週すれば価格分の元は取れるかも。
まとめ
ピリ辛難易度とダークな雰囲気のメトロイドヴァニア。
断捨離されたゲーム性は洗練されているのでやってみる価値あり。
会話ではない一方的なセリフから行間を読み取れる人ならストーリーも楽しめるかもしれない。
でもなんか解釈できないまま終わるのも悔しいからもう一度やるかもしれない。
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